材料
名前 | 用途 | 価格(家にあったものは-) |
コンデンサマイク2つ MPM-1000 | マイク | 単価6,000円 |
XLRケーブル2つ | マイクとオーディオインターフェースをつなぐ | – |
マイクスタンド2つ | マイクを設置する | 単価2,100円(キャリケース込み) |
オーディオインターフェース steinberg UR22mkII | アナログ音声をデジタル音声に変換してipadへ送る | 15,000円程度 |
USBケーブル Lightning – USB B 変換 ケーブル | オーディオインターフェースとipadをつなぐケーブル | 1,300円程度 |
USBケーブル 2.0タイプAオス – マイクロBケーブル | オーディオインターフェースへ電源供給する | 500円程度 |
USB電源 | オーディオインターフェースへの電源供給用 | |
ipad | 録音データ取り込み用 | |
ヘッドホンorイヤホン | モニター用 |
手順
- 配線する
- オーディオインターフェースへ電源供給する
- コンデンサマイクへ電源供給する
- PCM録音アプリを起動して、オーディオインターフェースからのライトニングケーブルを接続する
- 録音する
- 電源を切るときは逆の手順で片づける(守らないと機器破損の恐れあり)
配線図
マイクの置き場所は好みあり、「マイキング」で検索すると色々出てきます。
ポイント
- PCM録音はWAV形式で録音できる(MP3は圧縮されてしまうので使わない)
- 録ったWAV録音音源は、クラウドを使いCDを焼けるマシンへデータ移動(LINEなどのSNSで移動すると圧縮されてしまうかも、のリスクを避ける)
- iTunesへデータを移動し、プレイリスト作成→CD作成の順。CDも提出先の要綱どおりのCDDA方式にてCD作成
- マイキングは調べましょう。環境音も録ろうと思ったら楽器から2から3メートル離しても問題ないけど、スタジオ録音のような音源をクリアに取りたい場合発音部より数十センチ以内に設置しないとならなく、全然用途が違います。マイクも下側に置くと低音、上に設置すると高音が良く録れるとかあります。コンクール提出音源でなければイコライザーで編集できますが、コンクール音源はNO編集で提出だと思います。マイクの位置で表現が変わるので、曲に合わせたマイキングで、本番録りのまえに何回も配置を変えたりして実験をしてみましょう。この技術もその道のプロがいる道なので、本気コンクールなどはプロ録音エンジニアに頼むのがいいのかもしれません。
- クラシックの場合、ホールを借りて録音する人が多いです。ホールも楽器のうち、反響音を聴いて演奏家は音色をコントロールしていると言って等しいから(だと思っているのですが)です。「録音するんです」というと、プロ演奏家に「どこのホールで録音するの?、家や教室はデッドだからねー」と言われました。デッド→反響しない、というのはやはり厳しいようです。小さくてもホールがbetterのようです。
- タコ足配線からの電源供給も気になるところです、安定した品質で録音するためには、電源供給も安定したものがベストだと思います。ノイズがきそうな何十年前の延長ケーブルの使用とかも避けたいです。
- ピアノは大きい音が出ます。プロの演奏家(フルサイズ楽器で音量の出る弾き方ができる楽器をお持ちの技術のある人)でも苦戦するそうです。コンチェルトでオーケストラの前で負けない音量で演奏できるので、ピアノ科出身の方の伴奏は、それはそれは大きい音が出るのです。子どもの分数楽器の伴奏をお願いするときに注意したほうがいいです。子どもはおとなほど技術的にも楽器的にも音量も出ません。ピアノの屋根はなるべく閉めてもらい、音を小さく弾いてもらってちょうどいいぐらいでした。人にもよりますと思いますし、ぶっつけ本番はやめ、バランスをお稽古の先生に見てもらうのがいいと思います。
ここまでやっても、結局審査員は全部お見通しなんだと思うと、自己満足かなと思いますが、審査員の先生に「丁寧に録音された良い音で聴いて頂きたい」という姿勢かなと思いますので、あまり手を抜くことをせず録音提出ができたらいいですね。